1巻「京の印地打ち」の表紙絵を変えようとしています。以前にお願いしていた絵師さんは、もう描かなくなったとのことで、1巻の表紙絵を2巻に描いていただいた「珍飯」さんに、お願いし直しているところです。
利用したのは、SUKIMAという仲介サービスです。ここに絵師さんが作品を並べているので、自分の世界観にあった絵柄を選んで申し込む。納期や料金などの条件が折り合えば、取引成立です。便利な時代になったものですね。
お願いした珍飯さんは、なんとプロの漫画家さんでもあります。空廼カイリさんという名義で、何作も作品を描かれています。こちらの希望や意図をくみ取って、想像以上の構図を提示してきます。さすがはプロですね!
空廼カイリさんの作品。実際に読んでいただくと、画力の高さが分かります。インコ愛に溢れた、日常系の漫画です。インコにパートナー認定されたら、こんなに慣れるとは知らなかったです。
今回の表紙絵は、作品中の1シーンを切り取ったものです。賀茂川の節句の向かい礫で、対岸にいる「石ぶん(スタッフスリング)」持ちたちを、投石紐を使って打ち散らそうとしている場面になります。いろいろ相談した結果、珍飯さんが提示してこられたラフはこちら。
構図として2案いただきましたが、左のAにしました。次郎の紐に礫を詰めている少年の目線から見た、ちょっと変わった構図にしたかったからです。
でもこうして改めて見てみると、Bも迫力ありますね。(続く)