シリーズの途中に流れをぶった切る形になりますが・・・とある珍しいイベントを見学してきたので、そのご紹介を。
長い夏休みを取って、ドイツに行ってまいりました。ドイツでは親類の家に居候、ローカルな生活を楽しみました。フランクフルトから車で1~2時間の所にある、フルダという古都です。
居候先は素晴らしく居心地がよく(向こうの家は広い!)、殆どの時間を近場で過ごしました。ベルリンに2日間ほど行った他は、あまり観光らしい観光はしなかったのですが、「こんな催しがあるよ」と教えてもらって渡されたパンフがこちら。
気になったのが、画像の3枚目にあるイベント内容を紹介したページ。午前11時からのイベント、その名も「大砲・マスケット銃・講義と実演、仕組みと仕組み(直訳だからちょっと変)」です。しかも「古い武器の使用(公園内の戦場)」とあるではないですか!これは見に行かねば、ということで親類に車を出してもらい、見学に行きました。
時間にやや遅れて到着したので、やや焦り気味に敷地内に入りました。どうやらイベントは、正面に向かって右にある横庭で行われている模様。小走りで進んでいたところ、ようやく横庭の入り口に到着。すると前から18世紀のコスチュームを着た隊列が行進してくるではありませんか。
著者撮影。行進してくる兵隊たち。いきなり来たのでびっくりしました。
おおこれは、と思って夢中で撮影していると、すぐ左手からドカーン!という空気を震わせる轟音が。これは・・・大砲の音!急いで音のするほうに進んでみたところ、いました!大砲発射の実演です!
至近距離で見学できて、とてもラッキー。空気がビリビリ震える、ものすごい轟音でした。18世紀でもまだ、弾を前から詰める前装式大砲なんですね。タッチホール式の点火方法に注目。
この後、軍隊のマスケット銃の発射と突撃、という実演もやっていたのですが、こちらは残念ながら位置が悪く、遠くからしか撮影できなかったので割愛。
この後、大砲などを前に解説がありましたが、ドイツ語は全く分からないので残念ながらパスし、いよいよ会場内へ。イベントそのものは、実演を行っていた横庭とは建物を挟んで逆の位置にある、果樹園で行われているようです。
入場料は1ファミリーあたり8ユーロ(1300円くらい。安い!)。払って中に入ると、何とそこには天幕がズラリと並んでいたのです。なんじゃこりゃ、と思って近づいてみると・・・
後半に続きます!