色入りの絵が上がってきました!
帯の柄が素晴らしいです!特に考えもなく指定していなかったのですが、珍飯さんがデザインしたものを入れていただきました。お祭り用に誂えた感がしてピッタリです。この絵を受けて、本編の文中をほんの一部ですが、差し替えようと思っています。表紙が新しくなったバージョンの販売時に、反映させる予定です。絵を見て文が影響されるのも、双方向な感じがしていいですよね。
余談ですが・・実は修正の過程で、次郎が振り回している投石紐にある礫受けを、もうちょっとだけ幅のあるものに変えていただきました。違いが分かりますか?
設定では、この礫受けには複数の礫が入る構造になっているので、より余裕のある形にしていただくと共に、膨らみを大きくして頂いたのです。この修正をお願いする際に、珍飯さんにこんなメールを送っていました。
「(礫受けを)もう少し包み込むような形でお願いしたいです。細長い皮の袋があったとしたら、それを縦に裁断したイメージで、三分の一くらいのところを切り取って、それの両端を革ひもにつなげたイメージですかね・・」
自分で送っておいてなんですが、今読むと意味がさっぱり分かりませんね・・・こんな解読不明なメールを送ってしまったところ、珍飯さんから送られてきた画像がこちら。
これ、可愛くないですか?思わずフフッと笑みがこぼれてしまいました。こちらの説明不足で投石紐の礫受けではなく、腰に下げていた礫入れのことだと勘違いさせてしまったようです。余計な手間をかけさせてしまって、申し訳なかったです。
珍飯さんこと、空廼カイリさんの、未来世界の租界のような歓楽街を舞台とした、クライムサスペンス。設定がきちんとしているので、世界観が奥深いです。また主人公が、渋くて実にカッコいいのです。吸血鬼か獣人、どちらが好きかというと獣人派なので、余計にそう思うのです。
次回のこのシリーズでは、表紙完成をお知らせできると思います。(続く)